不祥事や保険金水増し請求などで話題となっている、ビッグモーター。
自動車業界を引っ張ってきた大手が沈みそうな中、社長である兼重宏行氏の息子である、兼重宏一氏にもスポットライトが当たってしまっています。
実際に実権を握っているとされる、兼重宏一氏がどういった人物なのか、チェックしていきます。
また、コナン君と揶揄される兼重宏一元副社長ですが、現在雲隠れや逃亡していると言われています。
どこに行ったのか、そちらも調べました。
参考記事:兼重宏一は現在どこに逃亡【候補5選】2024年最新コナン君の行方
参考記事:【時系列】ビッグモーターの不祥事を最もわかりやすく解説|不正の原因は時代背景か
ビッグモーター社長の息子は兼重宏一
ビッグモーター社長兼重宏行氏の息子である、兼重宏一氏が、事実上の実権を握っているようです。
その理由としては現社長、社外取締役社長の兼重宏行氏が高齢であるということ、71歳で、早く息子に世代交代したかったという理由があります。
名前:兼重宏一(かねしげひろかず) 生年月日:1988年7月17日 年齢:35歳 役職:取締役、社長室次長 父:兼重宏行
なので現在父の宏行氏には経営権はなく、息子の兼重宏一氏にあります。
そのビッグモーターでは、どういった不正が行われているのでしょうか?こちらも今回は触れていく必要がありそうです
兼重宏一の経歴
2010年6月、22歳:株式会社ビッグアセット取締役(現任)
2012年7月、24歳:株式会社ビッグモーター入社。社長室次長(現任)
2015年6月、27歳:経営学修士MBA取得
2015年12月、27歳:株式会社ビッグモーター取締役に就任(現任)
こうみるとすごいキャリアですよね。
現在のビッグモーターの社長は、父の兼重宏行氏ですが、実質の経営権は兼重宏一氏が握っているとのことで、今回の不祥事も目立ってきたのが2015年からと言われています。
また、兼重宏一氏の評価はどうでしょう。
兼重宏一の評価
実権を握ってから悪評が立ったようですが、とはいえ内部ではいろいろな憶測や告発があったようです。
まったくもって健全だった経営が変わったのは、兼重宏一氏にすべての責任があるということも一概には言えませんね。
兼重宏一が実質経営権を握る
調べていくと、実権が社長である父の兼重宏行氏から、息子の兼重宏一氏にうつってから雲行きが怪しくなっていったようです。
その中に「減額交渉」というものがあります。
つまり、いかに安くお客さんの車を買い叩くか、に重きを置かれるようになったということ。
減額交渉を始めたか
一例で言えば、『減額交渉』が始まったのもこのタイミングだと聞いています。私が取材した利用者の一人は、250万円と査定されたアルファードを、大きな事故や修理をしたことがないにもかかわらず、『修復歴があった』と言われ、50万円減額されたそうです。取材に応じたビッグモーターの現役社員の中には、上から『とにかく理由をつけて査定額を減額するように』という指示が出ていると告白してくれた方もいました。ノルマ達成者には多額のインセンティブが払われるため、多くの社員が悪いと思いながら不正に手を染めてしまうようです。こんなズサンな経営は決して許されるものではありません」
FRIDAYデジタル
買取した後に、故障個所が見つかり、請求されたり買取費用が落ちるというものです。
ただ、これも確実な証拠があるわけではないので、一概には言えません。
ですが、ここまでたくさんの声があるというのはその説は濃厚とも取れます。
車買取業者引渡し
— なめこさん (@Sirakoisi) May 10, 2023
↓
調査後、フレームに異常あり減額
↓
キャンセル希望する
↓
調査費用といい5〜6万請求
↓
ありえない。。。
皆様もやばい買取業者に気をつけましょう
元BIGの販売や買取していた社員ですがマジで社員にもお客様にも厳しいです。事故車じゃないのに、事故車って言い張って減額交渉に入ります。
— ムトー@Enjoy Prayer (@keizim) March 29, 2023
あそこはお金を積んで買ってくるは三流、そこそこ利益出して二流、他社切り(断らせる)爆安で買い叩いてようやく一流だからと言われました
買取を断っても帰れない
ビッグモーターと検索すると出てきた言葉に、帰れないというものがあります。
これは、お客さんが買取を断ったとしても、売ってくれるまで粘られ続け、結局根負けして売ってしまう、つまり買いたたかれてしまうことを指します。
それくらい一度来たお客さんを話さないというわけですね。
営業マンとしての姿勢はこれくらい強引な場面も必要かもしれませんが、強引すぎたが故か、こういった検索にも反映されてしまっています。
【他社も?】ビッグモーターだけではない実情
ビッグモーターだけではなく、こういった声も上がっています。
俯瞰的に見てみることで、もしかすると業界全体がそういう風土になってしまっているのかと考えることができますよね。
ネクステージやガリバーが口コミしてる「ビックモーターは後から減額してくるからビックモーターに行くくらいならウチで買い取らせて下さい。」って謳ってますが、ビックモーターからすればデマを流されて困ってるようです。
— アマテラス (@_aMaTeRaS_x1) July 27, 2022
ビッグモーターはなぜ不祥事を
なぜビッグモーターは不祥事が広がっていったのでしょうか?
会社が売り上げを最優先していた、これは社員が答えた最も多い回答でした。(板金部門の経験者ら382人のうち261人)
具体的にはどうだったのでしょうか?
アット@を稼ぐため
それは、専門用語で
@、アットと呼ばれる、工賃+部品粗利=@
をたくさん稼ぐために広がっていきました。
4割以上の34の整備工場で不正が発見。
そして厳しいノルマ、工場長からの圧力があったようです。
赤は、@が低いもの、青は@が高く参考にすべき店舗の一覧表です。
LINEでみせしめ
こちらの画像は見せしめのLINEとして送られているようです。
かなり無理をして、やらなくてもいい作業を無理やり行い@を稼ぐようにしていた、こういったことは日常的に行われていたようです。
つらい、やりたくないと思いながらも圧力があり、また、給料にも反映されることから何とかやっていた社員もいたようです。
一般ユーザーはどうすべきなのか?
バディカの社長であり、元ビッグモーターの社員である、中野優作社長が動画を撮っています。
すでにビッグモーターに契約関係にある人、はどうすべきか、について語ってくれています。
セカンドオピニオンとして、ほかのお店には必ず見てもらうのがいいとのこと。
合い見積もりや変える必要がないものを変えさせられてないか、を確認してもらう必要があるということ。
ちらの動画は、元ビッグモーター社員、現バディカ社長の中野優作さんの、ビッグモーター内部を語る動画です。
動画の中身をまとめますと
・元ビッグモーターで働いていてとても詳しく、自分の会社もほぼ元ビッグモーター社員
・ビッグモーター内部告発を依然していた、リークした本人→その後に退職
・世代交代が原因でボロが出始めた
・兼重宏行社長はみんなが大好きで尊敬していた
・経営が傾きだし、高齢ということもあり、息子宏一氏に世代交代
・上に評価されるためいい報告をする部下だけが優遇される
・ここの体制に問題があった、人事
・いい報告をする幹部は、現場にもうプレッシャーをかけ意地でも数字を上げさせる
・この地獄のノルマが、水増しや減額をせざるを得ない状況へと変えた
・いい評価をされるため、お客さんがターゲットに
という流れです。
信ぴょう性が高いですが、現状は中野さんもビッグモーター社員ではないため、これからの報道を追っていく必要がありそうです。
参考記事:兼重宏一は現在どこに逃亡【候補5選】2024年最新コナン君の行方