ビッグモーター社長が逮捕されない理由|社長辞職で無傷の身代わりか

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不祥事が相次ぐ、中古車業界大手のビッグモーター。

保険料水増し請求によって、そのやり口が話題になってしまっています。

今回の不祥事によって逮捕者はでるのか、社長の兼重宏行氏や息子の兼重宏一氏はどうなるのか、調べていきます。

参考記事:兼重宏一は現在どこに逃亡【候補5選】2024年最新コナン君の行方

参考記事:【時系列】ビッグモーターの不祥事を最もわかりやすく解説|不正の原因は時代背景か

参考記事:99%ビッグモーターが倒産しない理由|社名と社長変更で不祥事を免れるか

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ビッグモーター社長が逮捕されない理由

ビッグモーター社長は逮捕されない理由

では、なぜビッグモーターの社長である兼重宏行氏が逮捕されないのか、考えていきます。

社長は経営に携わっていない

つまり言ってしまうと、名前だけの社長でした。

経営に携わっていなければ大丈夫なのか、と言わればもちろん違います。

ただ、経営権は現社長である、兼重宏行氏にはなく、息子の兼重宏一氏にありました。

ビッグモーターの不祥事は2015年からあり、これは経営権を兼重宏一氏が握ったタイミングから起こったと言われています。

社長の兼重宏行氏も不祥事は知っていたでしょうし、今回のようになることがわかっており、縦となるべくポジションを持っておいたのかもしれません。

そして不祥事が明るみに出たら、責任を取る形で社長を辞職する。

自分は世代交代を望んでいたから大丈夫、ということも考えられます。

保険料水増しを知らなった

特別調査委員会の聞き取りに対し、社長や副社長など経営幹部は、保険金の請求をめぐって社内で不適切な行為が行われていたことを全く知らなかったと答えています。

nhk

兼重宏行社長や幹部、副社長などは知らなかった、とコメントしているんですね。

それゆえ上記理由の関与していないとして逮捕につながらないようです。

ただ、この状況をしっていないはずはなく、

しかし報告書では「強権的な降格処分の運用によって従業員らが経営陣からの指示にそのまま従い、これをそんたくするいびつな企業風土が醸成されていた」としたうえで「そのような企業風土を背景に工場の従業員らが営業ノルマを達成するために不適切な保険金請求に及んでいた側面があることは明らかだ」と厳しく指摘しています。

nhk

個人的な意見ですが、ジャニーズ事務所にも少し共通点があるように思えます。

水増し請求したほかの事例

逮捕容疑は令和3年3月~今年4月、新型コロナのワクチンコールセンター業務の委託費を水増し請求するなどして、掛川市と焼津市から計約2億2400万円をだまし取ったとしている。

産経新聞

旅行会社の近畿日本ツーリストの社員が逮捕されています。

静岡店のリーダーが逮捕されていますが、会社ぐるみでやっていたとしか思えない事例でも、社長が逮捕されるということはないようです。

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ビッグモーター不祥事の社長の対応

ビッグモーター不祥事の社長の対応

では、ビッグモーター社長はどういった対応をとるのでしょうか?

報酬を返上

逮捕されず終了か、と言われればそうではありません。

▽創業者の兼重宏行代表取締役社長は報酬全額を1年間自主返上するとしています。

また、そのほかの経営陣の報酬についても
▽取締役副社長は50%
▽専務取締役は30%
▽常務取締役は20%
▽取締役は10%を、それぞれ3か月間自主返上するとしています。

NHK

社長の年収は3000万円から1億円とされており(1億円未満であれば報告せずとも大丈夫なため)これの1年間を自主返上するとのことです。

会社のトップが責任をとるため、このように報酬を返上していますが、これは痛くもかゆくもない金額であるのは言うまでもありません。

社長が辞職

つぎに現社長の兼重宏行氏が社長を辞任するということも考えられます。

※追記:2023年7月25日に行われた会見にて、兼重社長が7月26日付で社長を辞任すると表明しています。

同じように、レオパレス21の不祥事では報道がされた2か月後、当時の社長であった、深山氏は社長を辞任しています。

なので、兼重宏行氏も辞職の可能性があります。

・現在は71歳と高齢
・息子の兼重宏一氏に実質経営権は渡していた

ということを考えると可能性は高いと判断できます。

追記:社長が報道を批判

7月20日の報道で、社長が今回の一連の報道を批判していると、情報が上がっています。

入手した文書によると兼重氏は「メディアの常として、全社員の2%に満たない一部のBP(板金塗装)社員の過去の不祥事でも、世間の関心を集めるために、会社全体の組織ぐるみだと決めつけて報道しています」と批判した。 さらに「特に、今回の件には一切関係ない、店舗とサービス工場の写真を使って、記事、動画を流しています」とメディアの報道のあり方にも踏み込んで憤りをつづっている。

産経新聞

この報道にネットの声は、

・社長は本当に現状を理解していない
・どれだけ強大な地位を築いても、絶対的強権組織は一度崩れ始めれば一気に進んでしまう

など厳しめのものが多いようです。

参考記事:99%ビッグモーターが倒産しない理由|社名と社長変更で不祥事を免れるか

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ビッグモーターで逮捕された社員も

顧客から合計2000万円をだまし取ったとされるビッグモーターの不祥事。

2022年6月、社員の田中祥太朗容疑者(32歳)は逮捕されています。

中古車買取販売「ビッグモーター」の元社員の男が、客の20代の男性から現金およそ60万円をだまし取ったとして逮捕されました。「ビッグモーター」の営業担当の社員だった田中祥太朗容疑者(32)は3月、客の20代の男性から現金およそ60万円をだまし取った疑いが持たれています。警視庁によりますと、田中容疑者は男性に振り込まれた車の買い取り代金について、「書類に不備があった。現金で返金して下さい」と嘘を言って、店に持って来させていたということです。田中容疑者は「ボートレースにつぎ込んだ」と容疑を認めています。

LINEニュース

22人の顧客から合計2400万円を奪ったと報告されています。

今後は謝罪会見が行われると思いますが、その中でビッグモーター現社長の兼重宏行氏が辞職されるのかどうか、チェックしていきます。

7月24日にやっと近日中に会見をする、という発表が兼重社長からありました。

車検キャンセルも200件を超え窮地ですが、どういった会見になるのか、見ていきます。

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